Last modified: Sat Sep 12 19:56:08 JST 2015

宮崎大学大学院 工学研究科 情報工学専攻 2015年度前期 授業科目:情報工学特論

単位数:2単位
対象:修士1年次
日程:集中講義 2015年9月8日(火)〜 9月11日(金)
教室: 工学部 A-116
初回は A-116 で 10:30 から.2日目からは 9:00 開始
担当教員:藤代 一成 先生(慶應大学 理工学部 教授), 伊達章(世話人)

講義資料: CG, VRC-Report, 150908, 150909, 微分位相特徴, 1509110, 1509111
SQ_ans1, 2, 3, 4
最終日(課題データを含む):150911.zip


概要

 HPC, WSN, GII等の発展により格段に複雑度を増しつつあるディジタルデータに隠された特徴的な構造や挙動を視覚的に分析することによって,そこから有用な知見を効果的に獲得するための横断的方法論であるコンピュータ可視化(computer visualization)について系統的に講述する.可視化オントロジにそって,対象データの次元や階数・構造ごとに基本的な手法群を紹介した後,可視化出自管理,微分位相幾何学に基づく時系列ボリュームデータマイニング,複合現実感環境による並置化,多感覚情報提示を活用した多変量データ解析,等の最新研究トピックも採り上げ,当該技術の可能性について議論を展開する.講義に合わせた実習も適宜実施し,受講者の総合的理解を促す.

(キーワード) 可視化

(授業形態)講義・実習


教育目標

  1. コンピュータを用いたデータ可視化の基本概念を理解している.
  2. データ可視化に関連する数理や情報科学の諸分野とのつながりを意識できる.
  3. 未知データに隠された対象の構造や挙動の特徴を視覚的に捉えることができる.

授業計画

  1. オリエンテーション
  2. NIH/NSF VRC 2006レポートによる可視化入門
  3. 可視化のパラダイムと分類学
  4. 2Dスカラ場の可視化
  5. マーチングスクエア法とその曖昧さの解決
  6. 幾何フィッティングによる間接的なボリューム可視化
  7. ダイレクトボリュームレンダリング
  8. 位相強調型ボリュームレンダリング
  9. 微分位相幾何学によるボリューム可視化の高度化
  10. ベクトル場・テンソル場の可視化
  11. 情報可視化の基礎と応用
  12. 多次元情報可視化
  13. リアライゼーション:複合現実と多感覚情報呈示の可視化応用
  14. 可視化の出自とライフサイクル管理
  15. ビジュアルアナリティクス
(これはあくまで予定であって、変更の可能性があります)

文献・教材

  1. NIH/NSF Visualization Research Challenge Report January 2006.
  2. NVAC: Illuminating the Path: The Research and Development Agenda for Visual Analytics, 2005.
  3. T. Munzner: Visualization Analysis and Design, AK Peters/CRC Press, 2014.
  4. 藤代(監修):可視化,共立出版,2015(刊行予定)


成績の評価基準

レポートによる


関連する科目

コンピュータグラフィックス,並びに数値解析,データベースの基本的知識を前提とする.