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先導的 IT セミナー
Last modified: Sat Aug 10 15:15:04 JST 2019
もともとは文部科学省
先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム
の一環として情報システム工学専攻の大学院生向けに企画し
2007年度から始めた講演会です.
本セミナーは,一般に開放しています.参加無料,事前連絡不要です.
本講演会に関する問い合わせ: 情報システム工学科 伊達 章
(工学部 A棟 333, )
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本件問い合わせ先:
山場久昭 助教
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本件問い合わせ先:片山徹郎教授.
本セミナーでは,形態素解析とはなにか,仕組み(アルゴリズム)はどうなっているのか,という基礎知識から,現実のテキストデー
タを扱うにあたって不可欠な前処理や,カスタム辞書の作成についてお話します.
また,ハンズオンを通して,word cloud や特徴語抽出など,実際に手を動かしてテキストマイニングの手法に触れてもらい,はじめ
ての方でもストレスなく楽しく入門できることを目指します.
当日時間があれば,トピック抽出や語の分散表現など,教師なし機械学習を使った自然言語処理についても触れたいと思います.
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未踏プロジェクトとは: ソフトウェアの輸出入のアンバランスに危機感を募らせた国が, 世界で通用するプログラマーの育成を目的
に2000年よりスタートした事業. プロジェクトマネージャー(PM)個人の裁量が大きく,奇才・異才を発掘,保護することが特徴.
「つぶすな,伸ばせ」という愛情あふれた精神が流れている.
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本件問い合わせ先:片山徹郎准教授.
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唐木田先生は同日午後開催のキャリア支援講演会でもお話をされます.
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本件問い合わせ先:電子物理工学科 森浩二准教授
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本講演は集中講義の第1回目を公開するものです.
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本件問い合わせ先:片山徹郎准教授.
ノートパソコンを持参して楽しんでください!
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本件問い合わせ先:環境応用化学科 湯井敏文 教授
金融データのテクニカル分析と投資への応用:
金融データで重要なことは相関構造である.データが正確なランダムウォークに従うならばテクニカル分析は役立ないが,実際には小さい時間相関が存在する.その時間相関を引き出し強調しているが投資家が経験的に用いているテクニカル分析と考えられ,将来の動向を調べる数理的な分析手法として見直す価値がある.今回はトレンド系テクニカル分析を中心に,具体的な時間構造の分析結果とその応用について紹介する.
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本件問い合わせ先:片山徹郎准教授.
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本件問い合わせ先:岡崎直宣 教授.
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演習は ruby, irb を使用される予定です.
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本件問い合わせ先:片山徹郎准教授.
本講演では,
そのビッグデータの基礎になっているデータ科学について説明します.
データ科学と言っても,ピンと来ませんね.
物理学,化学,皆さんが知っている科学には,全て具体的な対象が存在します.
小学校や中学で実験をしたときのことを思い出すと,
物理学や化学等の対象によらずに,
すべての実験でデータを取っていることに気がつきます.
大学の工学部に入って,
機械工学や電気工学を勉強するときに必ず数式を使います.
データ科学は,数式を取り扱う数学のように,特定の対象によらない科学です.
そのデータ科学の一例として,
皆さんが慣れ親しんでいる,
テストの点数をとりあげます.英数国などなどの点数の取れ具合から,
私は理系,僕は文系のように,その人の特性が決まりますね.
つまり,試験のデータから,
その人の特性が決まるわけです.
これと同じことで,
本が推薦されたり,コンビニでは,
どの商品とどの商品が同時に買われているかということがわかり,
コンビニの商品の配置が決まったりします.これは全てビッグデータをデータ科学で解析した結果
です.
この講演では,
サルの脳の神経細胞の活動のデータから,サルがどのように顔を識別しているかを,データ科学的
に取り扱い
ます.それに引き続き,いろいろな分野が同じ手法で解析できる実例を示します.
講師略歴
1985年 大阪市立大学理学部物理学科卒.
1987年 大阪大学大学院理学研究科前期博士課程修了,
同年三菱電機入社.
1991年 大阪大学基礎工学部助手.
1996年 科学技術振興事業団 川人学習動態脳プロジェクト研究員.
2001年 理化学研究所脳科学総合研究センター副チームリーダー.
2004年から現職.
本件問い合わせ先:池田諭准教授.
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演習は Kivy を使用される予定です.あらかじめ
Kivy一式をダウンロード,
インストールしておいてください.
資料1,
資料2.
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本件問い合わせ先:片山徹郎准教授.
どのような態度で研究と論文執筆に臨めばよいのかを,豊富な実例を交えてご講演される予定です.
講師略歴
演習は Ruby を使用される予定です.あらかじめ Ruby を使用できる環境をインストールしておいてください.
Windows の場合はココから Ruby 1.9.3 を.
Mac や Linux の場合は準備必要ありません.
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本件問い合わせ先:片山徹郎准教授.
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本件問い合わせ先:片山徹郎准教授.
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本件問い合わせ先:池田諭准教授.
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本件問い合わせ先:片山徹郎准教授.
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主催: 日本マイクロソフト株式会社
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本件問い合わせ先:片山徹郎准教授.
※『聞いているよりは,いじってみると,むちゃくちゃ楽しい.
ぜひ
Microsoft Visual C# Express をインストールした
ノートパソコンを持参して参加してみてください.
全くの初心者でも大丈夫!』とのことです.
この後の演習(7月6日 16:40-21:00,7月7日 9:00-12:00, A-116にて)
では、全くの初心者でも手軽に高機能なアプリケーション
を開発できる Visual Studio 2010 の C# 言語を使って、
いくつかのアプリケーションを作っていただきます。
また、Windows 8 の最新アプリの開発手法や、クロスプラットフォーム
のGUIが設計できる Qt、そして高校生でも並列プログラム
を手軽に作成できる OpenMP や .NET Framework のプログラミング
を体験していただこうと思っています。
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本件問い合わせ先:片山徹郎准教授.
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16:20頃からの第2部では,
各自,プログラミング環境
(言語は Java でも python でも C++ などなんでも可)を
インストールしたマシンをお持ち下さいますと,ゲーム木探索などについて,
実際にコードを試しながら受講していただくことが可能です.
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本件問い合わせ先:片山徹郎准教授.
16:20-からの第2部では,各自,
Haskell Platform (+適当なエディタ)
をインストールしたマシンをお持ち下さいますと,
実際にコードを試しながら受講していただくことが可能です.
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仮想通貨とブロックチェーン技術の可能性
近年,仮想通貨とその仕組みを支えるブロックチェーンの技術が注目を集めています.
本セミナーでは,大学での研究事例を紹介しながら,
仮想通貨とブロックチェーンの技術について解説するとともに,
それらの技術が,私たちの未来の社会にもたらす可能性について議論します.
2006年 九州大学理学部物理学科卒業.
2008年 九州大学大学院システム情報科学府修了.
2013年 同大学院博士課程を単位取得退学し,九州大学附属図書館付設教材開発センターにテクニカルスタッフとして勤務.
2014年 同大学院で博士取得.同年,九州大学附属図書館付設教材開発センターの助教に就任.
2016年より九州大学サイバーセキュリティセンターの准教授に就任.現在に至る.
「コンピュータが小説を書く日」
みやざき新産業創出研究会「ICT利活用促進分科会」総会として開催されます.
参加するには申込が必要です.
大学入試問題の自動解答に挑戦する「ロボットは東大に入れるか」と、短編小説の自動創作を目指す「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」の2つのプロジェクトにおける我々の取り組みを紹介し、文章の読解と産出の難しさと面白さ、ことばを研究する意義について述べる。
1960年北海道生まれ.
1983年京都大学工学部電気工学第二学科卒業.
1988年京都大学大学院工学研究科博士後期課程研究指導認定退学,
同大学工学部助手.
1992年北陸先端科学技術大学院大学助教授,
2000年京都大学大学院情報学研究科助教授,
2005年名古屋大学大学院教授.
現在,言語処理学会会長.
ご著書「Rubyで数独---AIプログラミング入門」(近代科学社),
「言語処理システムをつくる」(近代科学社),
「コンピュータが小説を書く日」(日本経済新聞出版社)など.
自然言語処理と人工知能がご専門.
博士(工学).
ユニットテストあれこれ: Haskeller の視点から
大きなソフトウェアを作成する際は、できるだけ問題を分割するのが常套手段です。
分割したそれぞれの問題領域内に閉じたテストをユニットテストと言います。
この講演では、ユニットテストの定番であるスモークテスト、境界テスト、ランダムテストをおさらいした後、
あまり知られてない突然変異テストを紹介します。
次に、ランダムテストを進化させた性質テストを紹介し、これまでのテストを統合するアイディアを示します。
最後に、自動生成した突然変異テストで性質テストを洗練させます。
1992年九州大学工学部情報工学科卒業.
1994年同大学院工学研究科修士課程修了.
奈良先端科学技術大学院大学助手を経て、
現在,(株)IIJイノベーションインスティテュート 技術研究所技術開発室室長.
オープンソースのメールリーダ
mewの開発者.
IPv6,電子メール,セキュリティがご専門.
ご著書,
「リスト遊び-Emacsで学ぶLispの世界」(アスキー),
「ハッピー・ネットワーキング」(アスキー出版局),
「プログラミングHaskell 第2版」(G.Hutton著の翻訳,ラムダノート)など.
子ども統計プログラミング教室
「数理科学・数理工学とは: 量子情報理論の発展史を例に」
令和元年度工学部特別講演として開催されます.
情報・通信系学科の定番科目「情報理論」は Claude E. Shannon が 1940年代に作ったもので,まれに見る美しい理論構
成のもとで展開されています.
この理論は,数学でも物理でもありません.
この数理科学・数理工学(もしくは応用数学)とでもいうべき学問は.数学や物理とは根本的になにが違うのでしょうか.
また,Shannon が成し遂げたような仕事を達成するには,どんな力が必要でしょうか.
今回,
長岡先生のご専門である「量子情報理論」がどう発展してきたかを例に,
これらの学問の違いについてお話していただきます.
大学1年生で習う線形代数以外の予備知識は極力仮定せずに,解説していただける予定です.
1980年 東大・工・計数卒,1982年 同大大学院修士課程了.
1986年 阪大・大学院基礎工学研究科博士課程退学,
1986年 東京工科大講師.
1989年 北大・工 講師.
1993年 電通大大学院情報システム学研究助教授.
2007年 同大学教授.
2019年 同大学名誉教授.
工学博士.
ご専門は,
古典および量子系の統計的推測,情報理論および情報幾何学.
ご著書「情報幾何の方法」(岩波書店).
「ソフトウェアテストの基本とテストのプロに求められること」
ソフトウェアテストの技術や手法のベースは確立しており、テストに関わる技術者が覚えなければならないことは、書籍や資格認定試験、研修などで得ることができます。本講演では、NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会で公開されている資料を使って、ソフトウェアテストの基本についてその概観を説明します。(資料http://aster.or.jp/business/seminar_text.html)
次に、テスト技術者のための国際的な資格認定制度ISTQBのスキームを通じてプロのテスト技術者像を紹介します。最後に、テスト自動化について、ユニットテストツールにおけるテストデータ自動生成の仕組みから考察します。
電機メーカーにて電力会社向け制御システムの品質保証に携わった後、外資系通信機器ベンダーにて携帯電話交換機のシステムテスト部門でのテスティングと約10年に亘りシステムの検証と評価に携わった後、要件や仕様のとりまとめなどプロダクトマネジメントに取り組む。
現在は主に自社PJでのソフトウェアのテストや品質改善分野での技術支援やコンサルに携わるとともに、国内外でのコミュニティ活動や執筆、講演など幅広い外部活動を行っている。
NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)副理事長、
NPO法人組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会(SESSAME)会員、
JSTQB(テスト技術者資格認定)技術委員会 副委員長/日本代表、
ISTQB Advance Level Working Group メンバ、
ソフトウェアテストシンポジウム東京 実行委員、
情報処理学会、日本品質管理学会、プロジェクトマネジメント学会、IEEE Computer Society、ACM 各正会員.
ご著書:
「ステップアップのためのソフトウエアテスト実践ガイド」,
「ソフトウェアテスト教科書 JSTQB Foundation Level」(共著),
「ビューティフルテスティング」(監訳),
「ソフトウェア品質知識体系ガイド -SQuBOK Guide」(共著)など.
「Janome で始めるテキストマイニング」
みやざき新産業創出研究会「ICT利活用促進分科会」IoT推進ラボ技術セミナーとして開催されます.
参加するには申込が必要です.
少し以前までは,「自然言語処理」というと,研究者や一部の専門エンジニアだけが扱うような,敷居の高い分野でした.
それが,ここ数年の人工知能ブームと,それに伴う様々なツール・APIの公開により,専門的なバックグラウンドがなくても自然言語
を扱うプログラムを作ることができるようになってきました.
janome は pure python で書かれた形態素解析器で,環境を問わず簡単にインストールができます.
今回,テキストマイニング・自然言語処理を始めてみたいエンジニア(or 非エンジニア)が最初の一歩を踏み出すお手伝いをします.
筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻
博士前期課程修了.
これまで(株)カカクコムで Webサービス開発/運用,ログ分析,
(株)ロンウイットで,検索システムの技術コンサルティング,
(株)ニューズピックスで,Webサービス・検索システム・レコメンドシステムの開発/運用,ユーザー行動分析,若手の教育に従事.
2019年2月より現職.
Python 形態素解析ライブラリ janome 作者,Luke (Lucene Toolbox Project)
メンテナー.ご著書に「Apache Solr 入門」(技術評論社,2017).
IPA 未踏IT人材発掘・育成事業 情報処理技術者試験 説明会
情報処理技術者試験とは:
「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が,情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定
している国家試験
1979年大手電機メーカ入社。コンピュータカスタマーサービス、石油・化学プラント、自動車工場等の生産管理システムのシステムエンジニアリング、営業技術、企画等に従事。2000年4月よりIPA(旧 情報処理振興事業協会、現 独立行政法人情報処理推進機構)に出向、2002年に移籍。趣味は楽器演奏(某アマチュア管弦楽団所属)。
「セキュリティ&プログラミングキャンプ」
にも深くかかわられていた.
【マイナビのインタビュー記事】.
「確率と最適化」
(世話人より)
本年度の講義「最適化理論」は,
名古屋工業大学の和田山先生にお願いしました.
その第1回目の講義を講演形式で開催します.
「最適化理論」の応用先としては,
パターン認識,
信号処理,
データマイニング,
遺伝子データ解析,
デジタル通信工学,
人工知能,
気象予測,
ロボティクス,画像処理など,
たくさんあります.
ご講演では,
「確率と最適化」に焦点をあて,
なぜいま「最適化」を学ぶ必要があるのか,
説得力のあるお話をされると思います.
1991年 京都工芸繊維大学電子工学科卒業.
1993年 同大学大学院博士前期課程修了.
1995年 同大学大学院博士後期課程中退,
岡山県立大学情報工学部助手.
1997年 博士(工学).
2004年 名古屋工業大学大学院工学研究科助教授.
2010年 同大学大学院工学研究科教授.
ご専門は通信・ネットワーク工学.
「情報系学生のための情報光学入門〜光科学と情報科学のシナジーをめざして〜」
平成30年度工学部特別講演として開催されます.
(世話人より) 本年度は,Dennis Gabor 賞やHumboldt Research 賞など,
著名な科学者の名前がついた賞をいくつか受賞されている
武田光夫先生にご講演をお願いしました.
Gabor は,ホログラフィーの発明で1971年にノーベル賞を受賞した Gaborです.
フンボルトは,1769年生まれで,
ウィキペディアでは,博物学者兼探検家,地理学者,と紹介されています.
これらの賞は,武田先生の干渉縞分析,コヒーレンスホログラフィ,
三次元形状測定法の産業応用に関する発明などが評価されたということです.
今回,光の予備知識がほとんどない我々に対して,難しい話を易しく説明する,ということに挑戦されます.
1946年生まれ.
1969年 電気通信大学電波工学科卒.
1974年 東京大学大学院工学系研究科 物理工学専門課程 博士課程修了,
日本学術振興会特別研究員(東京大学 生産技術研究所).
1975年 キヤノン株式会社入社(中央研究所・光学部).
1977年 電気通信大学講師.
1980年 同大学助教授.
1990年 同大学教授.
2012年 同大学名誉教授,
宇都宮大学オプティクス教育研究センター特任教授(〜2017年まで).
2007年〜2009年 SPIE(International Society for Opics and Photonics,国際光工学会)理事.
2010年〜2012年 日本光学会幹事長.
2015年〜2017年 国際光技術検定協会理事長.
1999年 SPIE Fellow,2007年 OSA(The Optical Society,アメリカ光学会) Fellow,2007年 応用物理学会フェロー.
2010年 SPIE Dennis Gabor Award,
2012年 応用物理学会光・量子エレクトロニクス業績賞(宅間宏賞),
2013年 Alexander von Humboldt Foundation (Germany) Humboldt Research Award ,
2017年 SPIE Chandra S. Vikram Award などを受賞.
2018年 西安工業大学栄誉教授.
1982年に Journal of the Optical Society of America 誌に出版された論文
「Takeda, M, Ina, H., and Kobayashi, S. 1982.
Fourier-transform method of fringe-pattern analysis forcomputer-based
topography and interferometry,J. Opt. Soc. Am., vol.72, pp.156-160」
が
同雑誌
100年の歴史における 100 Most Cited Articles JOSA
において
第1位(2114回).
ご専門は情報光学,光応用計測,統計光学,結像理論など.
「Smart Speaker QA」
様
(LINE Fukuoka QA室 Clova QA Part Leader)
「テストエンジニア」という仕事を知っているでしょうか? 今回はテストエンジニアという仕事についての話と,
私が携わっているAI・・・つまり『学ぶ機械のテスト』の話を行います.
併せて,塾講師からエンジニアになった私の視点での「大学生のうちにやっておいたほうが良いこと」をお話したいと思います.
2010年 中国大連のNHNST(LINEの前身)に入社.
テスト組織立ち上げに携わる.
日本,韓国の製品の品質管理及び,テストエンジニア教育に従事.
2013年 日本へ帰国し,
株式会社ヒューマンクレストにてゲーム系の品質管理に携わる.
2014年 LINE Fukuoka株式会社に入社.
2015年 テスト自動化タスクフォースのリーダーとしてテスト自動化推進を行う.
プログラムがわからないメンバーでもweb/Smart phone appが簡単に自動化できるツールを開発.同時にテストエンジニア教育を実施.
2017年 AIプラットフォームQAリーダーとして従事.今に至る.
JaSST九州(ソフトウェアテストシンポジウム九州)共同実行委員長。QA4AIコンソーシアム設立メンバー
「人工知能研究,これからどうなる?」
唐木田亮先生がキャリア支援講演会(同日15:00〜,工学部 D-204)で講演されるため
宮崎大に来られます.
せっかくの機会ですので,
ご自身の専門分野について
お話してもらうことにしました.
大学3,4年生にちょうどいい程度のやさしい話をしていただける予定です.
2012年 東京大・理・物理学科卒.
2017年 同大大学院 新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻博士課程修了.
2017年 産業技術総合研究所 人工知能研究センター 機械学習研究チーム 研究員.
IEEE CISJ Young Researcher Award(2015年),
IBIS2015学生最優秀プレゼンテーション賞(2015年),
ESANN2016 Best Student Paper Award(2016年)などの賞を受賞.
「Python による Webデータのスクレイピング実践」(合宿形式)
合宿形式の演習を開催します.
講師は
IoT推進ラボ技術セミナーで,人間中心設計およびUX(ユーザエクスペリエンス)
という考え方を紹介してくださる飯尾先生です.
内容は
「Python による Webデータのスクレイピング実践」です.
参加者各自はノートパソコンを持参してください.
教科書として「Python による Webスクレイピング(Ryan Mitchell著,O'Reilly)
」を使用します.
1994年 東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻修士課程修了.
三菱総合研究所主席研究員を経て,現職.
ご専門は,画像処理,ユーザインタフェース,情報システムの最適化.
博士(工学),技術士(情報工学部門).
「天文衛星の画像データの新しい解析手法」
チャンドラX線衛星などの観測により、高い角度分解能とエネルギー分解能を持った
イメージデータが豊富に取得されている。また超新星残骸については、10年以上の
観測の蓄積により約1000年前に発生した超新星爆発で飛び散ったガスが膨張する様子も
動画データとして得られている。これらのデータ解析に、コンピュータビジョンの手法
を用いてデータ解析を行うことで、天文学者が知りたい情報を抽出することが
できた。いくつかの事例を紹介する。
1999年東京工業大学理学部物理学科卒業,
2004年東京工業大大学院理工学研究科基礎物理学専攻博士課程修了.
宇宙航空研究開発機構宇宙航空プロジェクト研究員,
立教大学ポストドクトラルフェロー,
東京工業大学GCOE研究員,
理化学研究所協力研究員などを経て
現在,統計数理研究所統計的機械学習研究センター特任助教.
「何をどんなアイデアで表現するか・してきたか」
安斉将はイラストレーターとして1992年から現在まで、
雑誌、書籍、広告など数多くの仕事を手掛けてきました。
神奈川県から青森県十和田市に移住した2010年以降は、
アートやデザインを使った地域づくり的活動にも注力しており、
馬型オブジェを被り世界平和を目指す「ウマジンプロジェクト」では
2014年度グッドデザイン賞を受賞。
これまでのイラストレーションの仕事と、
移住してからの地域活動をご紹介します。
1967年 横浜市生まれ.
1990年 東京造形大・デザイン学科卒,外資系家具メーカーに就職.
1992年 イラストレーターとして独立.
雑誌 an・an(マガジンハウス) や AERA(朝日新聞出版),BAILA(集英社)のイラスト,
書籍 ブルーバックス(講談社)のカバーイラスト,
広告,映画やCMへの作品提供,ディスプレイ.ライブペインティングなど幅広い分野で活躍.
2011年2月 十和田市現代美術館にて個展開催.
安斉研究所を結成.
「ウマジンプロジェクト」で2014年度グッドデザイン賞受賞.
八戸工業大学 感性デザイン学部 非常勤講師.
「ワープの技法 〜今を生きてこそ成長がある〜」
平成29年度工学部特別講演として開催されます.
リクルートやワークスアプリケーションズなど異業種・異職種への4度の
転職と29歳で初めてのプログラミングを経験。その後、エンジニア未経験からプ
ログラミングスクールを立ち上げる。経験ゼロの人でも実務で稼げるエンジニア
に到達させ輩出を行う経験を元に、ゼロから未経験分野に挑戦しつづける理由と
その背景にある原動力についてお話しします。
リクルート,
ワークスアプリケーションズなどを経て,
2015年 ハイレベル・プログラミングスクール「DIVE INTO CODE」を設立.
グロービス経営大学院大学MBA・経営学修士.Rails3認定ブロンズ技術者.
ストリートアカデミー・プラチナムティーチャー.
Points of You 認定トレーナー(国際資格).
「 2時間でアプリ公開!ゼロからのプログラミングRails講座」
「人工知能技術を利用したアプリケーションの開発とテスト」
近年,人工知能の分野が注目を集めています.人工知能技術を利用することにより,従来は比較的困難であったことを実現できる分野が出てきています.情報システムの分野においても,人工知能技術を利用したシステムの構築が行われています.今回は音声による質問応答システムを利用したアプリケーションの事例をもとに、自然言語処理や機械学習などの人工知能技術の利用例をデモも交え紹介します。さらに、関連研究などをご紹介し,新たに求められるシステム開発とテストの課題を議論します.
1991年日本アイ・ビー・エム株式会社入社.
「ひなたGIS(地理情報システム)の紹介(
内閣府主催
RESASアプリコンテスト最優秀賞作品: 開発者が語る!)」
宮崎県が5月初旬に公開した「ひなたGIS」は、宮崎県職員がオープンソースにより開発したGIS(地理情報システム)です。
この「ひなたGIS」の操作説明を中心に、開発に至った経緯、使用ライブラリ、使用データについて等々を語りながらプログラムの楽しさと可能性を紹介いたします。
1994年 福岡大学商学部卒.
現在,情報政策課 副主幹 ICT利活用推進担当.
2017年 RESAS アプリコンテスト 最優秀賞受賞 (動画)
「人の理解と気づきを促す情報可視化技術」
情報可視化とは膨大かつ複雑な情報をコンピュータの画面でどのように効果的に表示するかを議論する研究分野である。本講演では情報可視化の実例を多数紹介するとともに、人はなぜ情報を眺めて理解する必要があるのかについて議論する。
1990年 早稲田大・理工・電子通信学科卒.
1992年 同大理工学研究科電気工学専攻修士課程修了.
同年 日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所研究員.
2005年 お茶の水女子大・理・情報科学科助教授.
2011年〜 同大 教授.博士(工学).
2000年 CMU 客員研究員,
2008年 UC Davis 客員研究員.
「機械学習の学習と自動化の技術」
ハッカーとは、コンピュータについて常人より深い技術的知識を持ち、その知識を利用して、技術的な課題に対して、最小限の手間で、最大の効果を生み出す人々を指す言葉でした。ボットの開発や、機械学習による単純作業の自動化によって、人類全体の無駄な時間をなくし、個々人のQoL(Quality of Life)を向上させましょう。
2002年 広島市大・情報機械システム工学科卒,
2002年(株)ドリームアーツ入社,
2005年 サイボウズ・ラボ(株)入社,
2006年〜 Shibuya Perl Mongers 2代目リーダー,
2012年〜 日本ネットワークセキュリティ協会 SECCON 実行委員長,
2015年 高知工業高等専門学校 客員准教授,
2015年(株)リクルートマーケティングパートナーズ 技術フェロー,
2016年 経済産業大臣賞(情報化促進貢献).
インタビュー・対談:1,2
IPA 未踏事業説明会
未踏プロジェクトとは:
ソフトウェアの輸出入のアンバランスに危機感を募らせた国が,
世界で通用するプログラマーの育成を目的に2000年よりスタートした事業.
プロジェクトマネージャー(PM)個人の裁量が大きく,奇才・異才を発掘,保護することが特徴.
「つぶすな,伸ばせ」という愛情あふれた精神が流れている.
今年度,宮崎で説明会を開催していただけることになった(3年ぶり2回目).
創薬に向けた分子動力学シミュレーション技術
1985年,東京大学理学系研究科博士課程単位取得中退.
1985年,富士通研究所入社.
2010年より東京大学先端科学技術研究センター特任教授.
( スーパーコンピュータで薬作りを革新)
「てんかん患者の発作脳波のカオス性」「金融データのテクニカル分析と投資への応用」
てんかん患者の発作脳波のカオス性:
神経細胞のレベルでカオスが発見されたという事は,一見すると無秩序な神経活動の裏に隠れた規則性が存在するということである.本講演ではマクロな神経活動としての脳波を対象に,健常者とてんかん患者に見られる発作脳波をカオス的観点から解析し,フラクタル次元やリャプノフ指数から,両者の脳波の差異を検討する.
1975年,阪大・工・産業機械工学科卒.1980年,東京大学大学院理学系研究科修了.理学博士.同年(株)日立製作所入社.1993年,千葉大・工 教授.ご専門は複雑系(カオスの普遍性,カオスの統計.時系列解析と予測,金融データサイエンス)など.
オープン IoT が作る新しい社会
みやざき新産業創出研究会「ICT利活用促進分科会」設立総会記念講演として開催されます.
参加するには申込が必要です.
(「どこでもコンピュータ」の世界を30年前に提唱された坂村先生が,
IoT (Internet of Things,
コンピュータが組み込まれたモノがネットワークを介して連携して社会や生活を支援するという考え方)
の可能性と課題についてお話くださる予定です)
1951年東京生まれ.コンピュータ・アーキテクチャー(電脳建築学).
1974年慶應義塾大学工学部電気工学科卒業,
1979年同大学大学院工学研究科博士課程修了.
工学博士.
東京大学理学部情報科学科助手,講師,助教授を経て
現在,東京大学大学院情報学環学際情報学府教授.
2001年,YRPユビキタス・ネットワーキング研究所所長.
2001年 武田賞,2003年 紫綬褒章,2004年 大川賞,
2005年 産学官連携功労者表彰内閣総理大臣賞,
2006年 日本学士院賞,
2015年 国際電気通信連合 (ITU) 150周年賞を受賞.
ご著書
『コンピュータとどう付き合うか 文科系にもわかる最新技術情報』(光文社 1982年),
『快適生活の技術 食事・トイレからコンピュータまで』(光文社 1983年),
『IoTとは何か 技術革新から社会革新へ』(角川新書 2016年)
など多数.
ご専門ははコンピュータ・アーキテクチャー(電脳建築学).
1984年からTRON(The Realtime Operating system Nucleus)プロジェクトのリーダーとして世界の注目を集める.
現在TRONはユビキタス(どこでも)コンピューティング環境を実現する重要な組込OSとなっている.
コンピュータを身の回りのあらゆる「モノ」に埋め込み,それらをネットワークで結び互いに協調動作させることで,
人間生活をあらゆる面から支援するコンピュータシステム,
ユビキタス・コンピューテングやIoTの考え方を1980年代に提唱.
いま求められる論理的な思考とコミュニケーションの力とは?
〜会話・議論・対話・熟議から形式仕様記述まで〜
少人数ではないチームにおいて,設計や実装,テストを正確に行い品質を確保するために,また,運用や保守,派生開発において品質を維持し続けていくために,仕様や文書はどのような役割を果たすのでしょうか.そもそも,仕様や文書に書くことは,どのように考えるのでしょうか?
本講演では,「おサイフケータイ」のセキュリティ製品開発プロジェクトにおける,形式仕様記述手法の適用により品質を確保した事例とともに,文書の記述力やコミュニケーション力,論理的思考力を向上させるための取組みとその結果の一端を紹介しながら,そのことについて考えていきます.
1971年生まれ.
1999 年からソニー,2004 年からフェリカネットワークスにて,FeliCa,モバイル FeliCa(おサイフケータイ)等の開発に携わる.形式手法を活用したソフトウェア開発やプロジェクトマネジメント等に従事.ソフトウェア技術者協会幹事,情報処理推進機構ソフトウェア高信頼化連携委員,日本科学技術連盟ソフトウェア品質管理研究会主査,国立情報学研究所トップエスイー講師等も務める.青山学院大学学校教育法履修証明プログラム修了認定ワークショップデザイナー.博士(情報科学・九州大学).
角膜イメージング法による人の視覚推定とその応用
平成28年度工学部特別講演として開催されます.
角膜イメージング法とは、角膜の表面に反射した映像(角膜表面反射像)を解析しシーンの情報を復元する技術である。角膜は球面として近似することができるため、カメラに対するその三次元的な姿勢が推定できれば、光線の追跡・逆追跡問題を解くことで、シーンの光線情報を復元できる。我々はこの考え方に基づき、角膜表面反射像から注視点を推定する手法、シーンの画像を超解像技術を用いて高精度に復元する手法、角膜表面画像とシーン画像とを高精度に位置合わせする手法などを開発した。これは近年盛んになっているヘッドマウンテッドディスプレイの位置合わせ問題等に応用できる。その他、本講演では我々が行っている一人称視点映像解析技術、特に、人のシーン記憶に関する研究やヘルスケアへの応用などの事例を紹介する。
2001年大阪大学(基礎工)卒。その後東京大学生産技術研究所博士研究員、大阪大学講師を経て、現在京都大学大学院情報学研究科准教授。その間、ジョージア工科大学客員研究員、カーネギーメロン大学客員教授、JSTさきがけ「情報環境と人」研究領域研究員等兼任。専門分野は、視線解析、コンピュタービジョン、画像計測、ロボティクス、コンピュータグラフィックス・アニメーション。日本ロボット学会論文賞、コニカミノルタ画像科学奨励賞、画像の認識と理解シンポジウムMIRU優秀賞等受賞。
ノンパラメトリックベイズ法によるマウスの行動解析
概要: 動物行動の観察は実験者の目や耳に頼って行われることが多い.
被験動物の動画像や音声データを使い,その行動を自動的に定量評価できれば,
観察に伴う労力・時間的コストが低減し,実験結果に主観的な評価が入ることも少なくすることができる.
ノンパラメトリックベイズ法とよばれる手法を使い,マウスの行動を解析する研究について紹介したい.
1989年 東京大学工学部計数工学科(数理工学コース)卒業. 1994年 同大学大学院工学系研究科博士課程修了. 博士(工学).金沢大学工学部電気・情報工学科助手・講師,京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻講師・准教授を経て,2008年より現職. ご専門は,機械学習,信号処理,生命数理.
地理情報システム(GIS)とプライバシー
宮大SUIT 〜IT勉強会〜 として開催されます.
今年も中央大学文学部の飯尾淳先生が来てくださいます.
今回は地理情報システム(GIS)とプライバシーについてお話いただきます.
卒業研究のための「段取り・計画とその実践について」も具体的にお話していただける予定です.
1994年 東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻修士課程修了.
三菱総合研究所主席研究員を経て,現職.
ご専門は,画像処理,ユーザインタフェース,情報システムの最適化.
博士(工学),技術士(情報工学部門).
データ可視化とスパースモデリング
「データ駆動科学の地域展開」ミニ研究会/公募説明会の中で開催されます.
少ないデータから物事の本質を解析しようとするスパースモデリングは、 複雑な事柄を整理して見ることができるため、 あらゆる分野で使われはじめています。 各地域がもつ課題の解決にも役立つことが期待されている技術です。 今回、文部科学省の科研費プロジェクト 「新学術領域研究 スパースモデリングの深化と高次元データ駆動科学の創成」の目的・公募予定について、 藤代一成教授(総括班,慶應義塾大学)にご説明いただくとともに、 宮崎大で展開されているデータ駆動科学の研究をご紹介いたします。
1985年筑波大大学院博士課程修士号取得退学.東京大・理・情報科学科助手(1985〜1988年),
筑波大・電子・情報工学系助手・講師(1988〜1991年),
お茶の水女子大・理・情報科学科助教授・教授(1991〜2004年),
東北大・流体科学研究所教授(2004〜2009年)を経て,
2009年より現職.理学博士(東京大学).
人物撮影法
雑誌掲載のプロによる撮影と受講生ご自身で撮影した写真と比較しながら,人物撮影のルールを探り当てていきます.
ご専門はメディアアート (インスタレーション制作,インタラクションの構築),
ヒューマン・システム・インタラクションのデザイン.
とくに,
鑑賞者と作品の相互関係を創りだすインタラクティヴアートと呼ばれる分野において,
関係性をテーマに,作品制作に取り組まれている.
コンピューター品質の未来
高品質・短納期要求の強まる昨今のシステム・ソフトウェア開発において、従来から存在する品質管理手法が通用しなくなっている。更に、様々な新しいテクノロジーや環境の変化に追従できないシステムやソフトウェア製品は、多くの遅延やトラブルに見舞われることも少なくない。
本講演では、品質関連技術の最新情報を紹介し「未来のソフトウェア技術」に関して考察する。特に最近注目される「品質エンジニア」という職種の重要性と価値について言及する。
将来の「品質大国ニッポン」担う品質技術に関する議論、および品質人材の輩出に向けて短期的・長期的に貢献出来る様、多くのトピックをお話します。
1992年日本アイビーエム株式会社にSEとして入社。
2000年より同社品質保証部にてレビューを専門に行う「Quality Inspection」チームを設立。
2003年同社品質保証にて、IBM-QI法の開発に従事。
2005年同社米国の汎用機OSと商用Unixの開発チームにIBM-QI法を供給。Capers Jones、Stephen H. Kanに師事し、IBM-QI法を拡張。
2011年日本アイビーエム ソフトウェア事業部に移籍。Rational事業部にてタイガーチームに所属
2013年同社東京基礎研究所に移籍。
現在同社東京基礎研究所にてソフトウェア工学の応用研究を行う傍ら、
品質検査技術、品質検査ツールの開発を行いながら、
ソフトウェア欠陥の研究に従事する。
早稲田大学 情報理工学部 非常勤講師。
日本科学技術連盟SQiP研究会第七分科会(欠陥エンジニアリング)主査
スパースモデリングと高次元データ駆動科学
(科研費新学術領域 スパースモデリングの深化と高次元データ駆動科学の創成 領域代表)
平成27年度工学部特別講演として開催されます.
ビッグデータという言葉を,
テレビのコマーシャルや新聞で見たり聞いたりすることがありますよね.
今日は,それに関する話しをします.
インターネットで本を買うと,お勧めの本が推薦されますね.
お節介だとは思いながらも,
ついその本を買ってしまったりします.
コンビニでは,カードを登録すると,値引きポイントがついて,お得です.
これらは全部,ビッグデータと関係します.
最長しりとり問題の解法と整数計画ソルバの現状
最長しりとり問題は,かつてテレビ番組(トリビアの泉)の製作会社からの
依頼により解いた問題である.広辞苑にあるすべての言葉(名詞)を使って
しりとりをすると,しりとりは最長で何回続くのかを求めることが問題である.
この問題は,整数計画問題として定式化できる.ただし,計算量理論の観点からは
NP困難な問題に属するため,現実的な時間内では解くことが困難とされている.
本講演では,最長しりとり問題の解法を紹介するとともに,整数計画ソルバの
現状を紹介する.
遺伝子座を共有する三つの対立遺伝子の競争方程式をロトカ・ヴォルテラ競争方程式から導く
MZセミナーとして開催されます.
複数の生物種が生存競争を繰り広げる生態系において各々の種の個体数の変化を
微分方程式で表したものがロトカ・ヴォルテラ(LV)競争方程式である.
その安定平衡状態において,一つの種の一つの遺伝子座に
二つの新たな対立遺伝子が突然変異によって出現したとする.
突然変異の影響は,LV競争方程式において生物種を特徴づける係数
(繁殖力や種内,種間の迷惑の強さを表す係数)の小さな変化として
表現することができよう.在来型を含めて三つの対立遺伝子の頻度が
交配集団のなかで変化する様子を記述する,2次元の正三角形領域上の
微分方程式を,摂動計算によって導出し,一種の「共進化」とも
見なせるようないくつかの数値解を示す.
1981年 東大・工・計数卒,1983年 同大大学院修士課程了.
1984年 東大工学部助手,1990年 阪大・基工・生物工講師.
2000年 琉球大・工・機械システム助教授を経て,現在に至る.
1991年 には独ルール大学に交換研究員として滞在.
ご専門は,神経回路モデル,パターン形成,数理生態学の研究.
工学博士.
NUI プログラミング概論(+演習)
宮大SUIT 〜IT勉強会〜 第5回勉強会として開催されます.
今年も中央大学文学部の飯尾淳先生に来ていただけることになりました.
今回はユーザーインタフェースの進化(?),
CUI → GUI → NUI (Natural User Interface) についてお話いただきます.
1994年 東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻修士課程修了.
三菱総合研究所主席研究員を経て,現職.
ご専門は,画像処理,ユーザインタフェース,情報システムの最適化.
博士(工学),技術士(情報工学部門).
重要インフラの制御システムに対するサイバー攻撃対策・セキュリティ確保について
宮大SUIT 〜IT勉強会〜 第5回勉強会として開催されます.
国内・海外の制御システムセキュリティの取り組みをご紹介していただきます.
具体的には,
CSSC (制御システムセキュリティセンター),
CSS-Base6 (テストベッド),
ファジング,それぞれについてご説明していただける予定です.
Tutorial: The state of the art stimulus driven brain-computer interfaces and signal processing methods allowing successful online application
(ブレインコンピュータインタフェース技術のチュートリアルを実施していただける予定です.講師のグループは最近,世界で10研究だけが選ばれる BCI AWARD 2014を受賞.
リンク:脳波で楽器を演奏する!? )
能動的手書き文字認識について
文字認識の技術は既に実用期にあると言われているが、これは活字のような定型文字、楷書体の手書き文字 (Hand Printed Character) などを対象とした場合に限られており、草書体の手書き文字 (Cursive Handwritten Character) の認識は、重要視されながらも、極めて解決が困難な問題であるがために最後まで残されている課題である。この問題の解決のためには、単に認識技術の開発と言う従来的な視点とは異なった、より本質に立ち戻った考え方に基づく研究が必要となる。つまり、人間はどうして崩された手書き文字を認識することができるのだろうか? この問題から解き起こして考えてみる必要があろう。
1963年電気通信大学卒業.
同年,郵政省電波研究所.
1966年電気通信大学助手.
以後,一貫して,手書き文字に関するご研究に従事されている.
医学博士(東京大学,1974),工学博士(東京大学,1986).
1987年電気通信大学教授.
大学教育ビッグデータとその可能性
情報通信技術が我々の社会生活の様々な場面に深く入り込むようになった現在,そこから得られる様々な形式の膨大なデジタルデータを集積・連携することにより「ビッグデータ」を形成し,その解析を通じて新しい知識や価値を創造する研究開発手法が注目を集めている.
大学においても,センターサイドではコース管理システム・学習管理システムやeポートフォリオシステム等が,ユーザサイドではPC・タブレット・スマートフォン・クリッカ等が,様々な学問分野の多様な教育学習活動において利用されるようになってきており,その結果,様々な形式の膨大なデジタルデータを蓄積し,それらをつなぎ合わせ解析する「ラーニングアナリティクス」が注目を浴びている.
しかも,MOOC (Massive OpenOnlineCourse) の登場により,これまでになかった形での膨大な教育学習記録の蓄積や利活用の可能性も見えてきている.
本講演では,教育学習活動に関わる様々なデータを集積・連携・解析する研究開発および実践の現状と課題について述べる.
最近の記事:「情報社会における学会の役割」
(電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ誌 第19巻第2号 巻頭言).
昭和53年京都大学工学部情報工学科卒業.
昭和58年同大大学院博士課程修了.
同年工学部助手,
昭和62年-63年マサチューセッツ州立大学客員研究員,
平成元年京都大学工学部附属高度情報開発実験施設助教授,
平成7年同教授,
平成9年京都大学総合情報メディアセンター教授を経て,
現在,京都大学学術情報メディアセンター教授,情報環境機構長.
日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)理事.
ITコンソーシアム京都会長.
電子情報通信学会情報・システムソサイエティ次期会長.
ご専門は,画像処理,人工知能、知的コミュニケーション.
工学博士.
ご著書に
「画像処理論ーWeb情報理解のための基礎知識」(オーム社) ,
「並列画像処理」
(コロナ社),「情報メディア工学」(オーム社).
記事:
価値のあるデータは、人の行動を変化させる,
大学の国際競争力とは、なにか.
京都大学におけるICT活用教育.
監視社会への不安を取り除くには
IT革命とはなにか.
センシングWebとはなにか.
ソフトウェアテストにおける現場のトレンド
ソフトウェアテスト現場のトレンドを紹介しつつ、
実際の現場で求められる人物像にも焦点を当てて事例を交えながらお話します。
キーワードは自動化、モチベーション、リーダ、楽しむこと。
独立系ソフトハウスにて、
システムエンジニアとしてプリンタシミュレータのGUIシステムや実装機のシミュレータなど開発に従事。
その後組込みシステムのテスト自動化システムの開発・改善に取り組み、テスト現場の悩みを知り、
自ら第三者検証サービスを立ち上げ、テスト自動化を武器に対象業務分野の拡大に勤しんでいる。
NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)正会員、
Androidテスト部、テスト自動化研究会(STAR)、TestLink日本語化部会で活動中。
科学論文の正しい作法を知っていますか?
平成26年度工学部特別講演として開催されます.
・なぜ研究者は論文を書かなければいけないのか?
・よい論文とは?
・ねつ造や改ざんなど,論文の不正とは?
・査読者とのやりとりのポイントは?
1943年生まれ.
北海道大学理学部卒.
1972年,東京大学大学院博士課程(地球物理学専攻)修了.
アラスカ大学地球物理研究所,コロラド大学環境科学研究所,
京都産業大学理学部教授(計算機科学科)を経て,
1992年より名古屋大学太陽地球環境研究所教授.
2008年,京都大学生存圏研究所特任教授
英国天文学士院プライスメダル(2003年),
アジア・オセアニア地球科学会 アックスフォードメダル受賞.
太陽やオーロラ,磁気嵐に関する著書を多数出版.
最近のご著書
「
国際誌エディターが教えるアクセプトされる論文の書きかた」,
【 JAXAのインタビュー記事】,
いまのうちに身につけておこう,この技術・手法(+演習)
今回は,中央大学文学部の飯尾淳先生に,情報系の学生が
卒研・修論にとりかかる際に,身につけておくと
良いと思われる技術・手法についてお話いただきます.
1994年 東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻修士課程修了.
三菱総合研究所主席研究員を経て,2013年,現職.
ご専門は,画像処理,ユーザインタフェース,情報システムの最適化.
博士(工学),技術士(情報工学部門).
ご著書に
「C言語による スーパーLinuxプログラミング
-Cライブラリの活用と実装・開発テクニック」,
「演習と実例で学ぶ プロジェクトマネジメント入門」
(ソフトバンククリエイティブ),
「Linuxによる画像処理プログラミング」(オーム社) ,
「リブレソフトウェアの利用と開発 -
IT技術者のためのオープンソース活用ガイド」
(ソフトリサーチセンター)など.
要求工学概説
要求工学知識体系(REBOK)をベースに,
要求工学の基礎知識を講義するととともに,
実社会でも活用できる実践的なテクニックを紹介します.
1992年大手SIer入社,2011年独立.
ユーザ企業の要件定義を多数手伝うとともに,「要求工学知識体系」の作成にも関与.
2012-13年IPA/SECにて超上流(要件定義)の研究を担当.
【テストエンジニアの視点で読み解く「発注者ビューガイドライン」】,
【テストリーダへの足がかり,最初の一歩】,
【新人注目! テストを極める最初の一歩】,
だれも教えてくれなかった外部設計の「極意」,
Wモデルに関する悩み相談,
twitter.
JSTQB技術委員.
著書に『マインドマップから始めるソフトウェアテスト
』などがある.
「未踏」は楽しい
竹内は14年近く,優れたIT人材の発掘・育成を目的とする未踏事業に関
わってきて,「未踏」の醍醐味と面白さを経験してきた.その竹内が2011年に
なって,革命直後の未踏の地エジプトでIT教育を行うことになった.いわば,未
踏の2連荘である.この体験を踏まえて,シャレではないが,いかに「未踏」が
楽しいかを数多くの珍しい画像・映像を用いて紹介する.聞かれたみなさんが,
いろいろな意味で「未踏」に踏み込むきっかけとなれば本望である.
1969年東京大学理学部数学科卒.
1971年同大学大学院理学系研究科数学専攻修士課程修了.
同年日本電信電話公社電気通信研究所入所.
1987年NTTソフトウェア研究所ソフトウェア基礎技術研究部グループリーダ.
1989年NTT基礎研究所情報科学研究部グループリーダー,
1994年NTTソフトウェア研究所広域コンピューティング研究部主幹研究員.
1997年電気通信大学情報工学科教授.
2005年東京大学大学院情報理工学系研究科教授.
2010年早稲田大学理工学術院基幹理工学研究科教授.
博士 (工学).
IPA未踏プロジェクト統括PM.
【 ITmedia社のインタビュー記事】,
【リクナビのインタビュー記事】.
GUI自動テストツールの基本技術と最新動向
ソフトウェアテストを人間が手動で実行するのを効率化するためのツールとして
GUI自動テストツールがあります。この種類のツールは、GUIに対する手動の操作
を記録(キャプチャ)して、再生(リプレイ)させるため、キャプチャリプレイ型
ツールとも呼ばれています。キャプチャリプレイ型ツールの基本的な技術である
テストモデル、キーワード駆動、データ駆動について実機の操作を交えながら
解説します。また、最新技術として画像認識オブジェクトと言う技術についても
ご紹介します。
ソフトハウスにて、パッケージ・ソフトウェア、プリンタ・ドライバ、
クライアント/サーバ・システム、Webシステムなどのソフトウェア・テストの業務に約10年間携わる。
また、テスト・プロセス改善のコンサルティングと教育に約8年間従事。
現在はHP Softwareにてテスト・ツール導入のコンサルタントとして活動中。
NPO法人ソフトウェア・テスト技術振興協会(ASTER)理事、
日本科学技術連盟SQiP(ソフトウェア品質)ステアリング委員会委員、ISO/IEC JTC1 SC7 WG26エキスパート、
JSTQB技術委員。
著書に『現場の仕事がバリバリ進むソフトウェアテスト手法』がある。
記号創発のメカニズムとモデル
情報システム工学科主催 平成25年度特別講演として開講されます.
言語使用を頂点とする記号の使用は、高度な知能の最大の特徴の一つである。
記号創発のメカニズムやモデルについては、これまでに多くの研究が行われ、
情報の分節、分類、構造化などに関する多くの成果が得られているが、
未だに多くの謎が残されている。この講演では、そうした研究の流れを概観する
ことを通して、記号とは何か、記号の創発や自己組織化に必要な情報処理は何か、
など、記号創発の本質について考察するとともに、未解決な問題へのアプローチ
についての展望を示したい。
確率的モデル(パーティクルフィルタ,ノンパラメトリックベイズ,
Deep Learning など)に関するチュートリアルをしていただける予定!
1958年生まれ.
1981年 東京大学工学部計数工学科卒業.
1983年 同大学大学院修士課程修了.
同年通商産業省工業技術院電子技術総合研究所
(現独立行政法人産業技術総合研究所)入所.
現在,同研究所知能システム研究部門主任研究員.
学習能力をもつ知的情報処理システムの研究に従事.ご著書に
「ニューラルネットワーク情報処理」(産業図書) ,
「パターン認識と学習の統計学」(岩波書店)など
IPA 未踏IT人材発掘・育成事業説明会
未踏プロジェクトとは:
ソフトウェアの輸出入のアンバランスに危機感を募らせた国が,
世界で通用するプログラマーの育成を目的に2000年よりスタートした事業.
プロジェクトマネージャー(PM)個人の裁量が大きく,奇才・異才を発掘,保護することが特徴.
「つぶすな,伸ばせ」という愛情あふれた精神が流れている.
今回,はじめて宮崎で説明会を開催していただけることになった.
1979年大手電機メーカ入社。コンピュータカスタマーサービス、石油・化学プラント、自動車工場等の生産管理システムのシステムエンジニアリング、営業技術、企画等に従事。2000年4月よりIPA(旧 情報処理振興事業協会、現 独立行政法人情報処理推進機構)に出向、2002年に移籍。現在未踏IT人材発掘・育成事業を担当。趣味は楽器演奏(某アマチュア管弦楽団所属)。
「セキュリティ&プログラミングキャンプ」
にも深くかかわられている.
【マイナビのインタビュー記事】.
混合整数計画ソルバおよび制約整数計画ソルバへの大規模並列処理の適用
混合整数計画ソルバの過去20 年間の進歩は著しく,
アルゴリズム開発とそのソフトウェア実装技術による進歩は,
計算機のハードウェアとしての性能向上を上回る.その結果,
混合整数計画ソルバは,ハードウェア自体の性能向上との相乗効果により,
現実問題に対する最も利用価値のある最適化ソルバとして定着するようになった.
商用の混合整数計画ソルバの多くは,PC のマルチコア化に伴い,
既に共有メモリ上で動作するスレッド並列処理に対応している.
しかし,大規模分散メモリ計算機環境上で効率的に動作し,
現在の商用ソルバの性能を超えるようなソルバの実装はほとんどない.
本発表では,様々な高性能ソルバをblack box として利用し,
その性能を維持しながら,
大規模分散メモリ環境上で動作するソルバの開発を可能とするUbiquity
Generator Framework(UG)を紹介するとともに,
UG を利用して並列化した混合整数計画ソルバによる最新の計算結果について紹介する.
また,ZIB で開発されている混合整数計画の拡張である制約整数計画とそれ解くソルバ
SCIP (Solving Constraint Integer Programs)に関しても紹介したい.
フリーの数理計画ソフトの並列計算の部分などに,現在は深く関わられている.
テスト項目数を大幅に削減する「組合せテスト」の効果的活用方法
ソフトウェアテストでは、
入力値や条件などを組み合わせてテストケースを作成するが、
そのテスト項目数は膨大になりがちである。
本発表では、効果的にテスト項目を削減する技法であるAll-Pairs法を用いた「組合せテスト」を紹介する。
ソフトウェアテスト専門会社の業務を背景に、
考え方の基本から、実践での適用のコツ、最新のツールの紹介などを行い、
効果的なソフトウェアテストについて考察する。
ソフトウェアテスト・品質技術の研究開発、社内/社外の技術研修やセミナーの講師、
コンサルティングなどを担当する。
著書に『いちばんやさしいソフトウェアテストの本』
『ソフトウェアテストの教科書』がある。
また産学連携の取り組みとして、大阪大学土屋達弘教授とともに組合せテストツール「Qumias」の開発に従事する。PMI認定プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル(PMP)。
JSTQB認定Advanced Level テストマネージャ。
情報社会における教育とアカデミッククラウド
情報社会では情報が氾濫し,学生の教育が困難になりつつあるので,情報社会で育った学生の傾向を把握し,教育内容や教育方法を時代に合ったものにしてゆく必要がある.
この立場からアカデミッククラウドのあり方,情報技術を利用した教育と支援について考える.
昭和53年京都大学工学部情報工学科卒業.
昭和58年同大大学院博士課程修了.
同年工学部助手,
昭和62年-63年マサチューセッツ州立大学客員研究員,
平成元年京都大学工学部附属高度情報開発実験施設助教授,
平成7年同教授,
平成9年京都大学総合情報メディアセンター教授を経て,
現在,京都大学学術情報メディアセンター教授,情報環境機構長.
ご専門は,画像処理,人工知能、知的コミュニケーション.
工学博士.
ご著書に
「画像処理論ーWeb情報理解のための基礎知識」(昭晃堂) ,
「並列画像処理」
(コロナ社),「情報メディア工学」(オーム社).
記事:
大学の国際競争力とは、なにか.
京都大学におけるICT活用教育.
監視社会への不安を取り除くには
IT革命とはなにか.
センシングWebとはなにか.
Microsoft Student Partners 主催 Windows ストア アプリ開発の会(宮崎)
10月26日発売予定の Windows 8 上で動作するWindows ストア アプリ開発をいち早く体験できます.Windows 8 のリリース前に開発を体験できる貴重な機会ですので奮ってご参加ください.
自然に学び自然を活用して持続可能なコミュニティを創る
自動車、航空機の制御システムやエネルギー制御開発のためのモデルベース開
発ツールを、企業へ提供するとともに技術力向上の重要性から大学での教育や
エンジニアへの教育など、モデルベース開発手法の普及活動を行なってきた。
その結果、ガソリン車の環境性能の飛躍的な改善や電気自動車の効率的な開発
など、その開発手法の有効性が認知されてきた。社会的な課題として環境、エ
ネルギーをいかに有効に利用するかという視点から、自動車で利用するだけで
なく、家庭からエネルギーや産業機器の分野へモデル化、シミュレーション、
開発手法を広めていく必要があることを確信した。その活動のひとつが、福岡
スマートハウスコンソーシアムであり、さらに横浜スマートコミュ二ティとし
て企業や分野を超えてそれぞれの知見を持ち寄った企業や分野を超えた「持続
可能なコミュニティを構築する」という場づくりとして認知されるようになっ
た。モデルベース開発の技術的な技術要素の解説から、なぜコミュニティ活動
が活発になり人々が元気になるのか具体的な事例を交えて解説する。
1981年国士舘大学工学部機械工学科卒業.
1982年トキコ株式会社ロボット設計部技師,
1993年ウインドリバーシステムズ株式会社技術部長,
1996年インテグレーテッド・システムズ・ジャパン株式会社技術部長,
1998年ソフトウエアデベロップメントシステムズジャパン株式会社代表取締役社長,
1999年フラッシュポイントシステムズインク技術部長,
2000年モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社代表取締役社長
を経て,現職.
2010年東海大学専門職大学院組込み技術専攻修了.
東海大学専門職大学院講師.
東京大学先端科学技術センター(数理創発システム分野)客員教授,
長崎総合科学大学大学院新技術創生研究所客員教授.
先進的情報教育における高密度超速学習法(+演習と合宿)
7月7日(土)9:00〜12:00 (演習)
情報システム工学科主催 平成24年度特別講演として開講されます.
コンピュータ・プログラミングは、多くのスポーツと同様に、日ごろの基礎訓練がとても大事です。そして、自分にぴったり合ったジャンルを見つけて、楽しく開発を進めることが、長く続けるコツです。3Dゲーム、データマイニング、シミュレーション、など、分野によって言語や開発スタイルは異なりますが、ユーザビリティの向上を図りつつ、プロダクトのロジックに意識を集中するためには、可能な限りプログラミングをサポートしてくれる開発支援環境を活用することが重要です。これまで若手プログラマーの育成に力を注ぎ、経済産業省の未踏ソフトウェア創造事業、文部科学省のICTスクールなどのプロジェクトで、多くの優秀な若手を輩出することができました。この経験をもとに、この講演では、効率が高く密度の高い情報教育の実践について、お話ししたいと思います。
1957年,新潟県生まれ.静岡大学理学部物理学科卒業.
京都大学大学院理学研究科生物物理学専攻修士課程修了.
富士通国際情報社会科学研究所研究員,
中京大学情報科学部助手,
ATR人間情報通信研究所客員研究員,
株式会社アントラッド代表取締役,
総合研究大学院大学葉山高等研究センター研究員などを経て現職.
滋賀医科大学客員教授を兼任.
スーパーコンピュータなどを活用した高次元ゲノム解析,
超並列マシンの計算パワーを生かしつつ
結果をビジュアルかつ直感的に把握できるシステムの開発,などに取り組んでおられます.
IPAより「
スーパークリエータ」と認定される(2000年度,2001年度).
文部科学省のICTスクール
2004,
2005,
2006,
2007,
2008,
2009
において全国の高校生を対象とした合宿セミナーを実施.
プログラミングの楽しさ:ソフトウェアを作って公開しよう(+演習: Emacsの機能拡張入門)
Emacsエディタ上で動作する「書き散らかし指向メモツール
howm」の開発経験を題材として、
自分のアイデアをプログラミングにより実現し公開する楽しさについて紹介する。
また、開発に用いられたプログラミング言語Lispの魅力である
「プログラマブルなプログラミング言語」という際立った特徴を、
「メタ」というキーワードにそって概説する。
さらに、Emacs LispによるEmacsの機能拡張を体験する入門的演習を行う。
1992年 東京大学工学部計数工学科卒業.
1998年 同大学大学院工学系研究科博士課程修了.
埼玉大学工学部情報システム工学科助手を経て,現職.
ご専門は,数理工学,パターン情報処理と学習システム.
ご著書に
「プログラミングのための線形代数」,
「プログラミングのための確率統計」
(オーム社) .
ソフトウェア howm
(Emacs で断片的なメモをとるための環境)の開発者.
ログでみる消費者の行動傾向(+演習)
大規模なデータ処理が可能となった現在,
日々発生する大量のデータを処理する「ビッグデータ」処理に注目が
集まっている.
本講演では,10分おきに日々記録された位置情報データの分析,
ダイエット支援コミュニティサイトに寄せられたデータによるダイエット行動の分析,
オンライン書店の商品レビューデータを対象としたCGM
(Consumer Generated Media)データの分析といった
事例紹介を通じて,消費者が生み出すデータのログ分析
から消費者の行動傾向を読み取るアプローチやTipsを
紹介する.
1994年 東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻修士課程修了.
ご専門は,画像処理,ユーザインタフェース,情報システムの最適化.
博士(工学),技術士(情報工学部門).
ご著書に
「C言語による スーパーLinuxプログラミング
-Cライブラリの活用と実装・開発テクニック」,
「演習と実例で学ぶ プロジェクトマネジメント入門」
(ソフトバンククリエイティブ),
「Linuxによる画像処理プログラミング」(オーム社) ,
「リブレソフトウェアの利用と開発 -
IT技術者のためのオープンソース活用ガイド」
(ソフトリサーチセンター)など.
情報産業への就職を目指す人へ
1975年新日本製鐵入社,厚板圧延の計算機制御等を担当.
カリフォルニア大学バークレー校への留学等を経て
1987年中央研究本部(後にシステム研究開発センター)異動,
知識工学、ソフトウェア工学の研究に従事.
1996年 システム研究開発センター 所長.
2001年 新日鉄ソリューションズ発足に伴い、取締役に就任 引き続きシステム
研究開発センター所長.
2005年常務取締役、技術本部 副本部長、システム研究開発センター 所長.
2006年常務取締役、技術本部 副本部長、鉄鋼ソリューション部門担当.
2008年フェロー就任.
現在,経団連高度情報通信人材育成部会戦略・企画チーム座長,
特定非営利活動法人 高度情報通信人材育成支援センター(CeFIL)理事,
科学技術振興機構バイオサイエンスデーターベースセンター運営委員,
秋田大学客員教授.
聴覚の情報表現に基づく音声処理とその応用
音を人間とのインタフェースに用いるには、
人間が音とどのように関わっているかを、
様々なレベルで理解する必要がある。
本講演では、聴覚系の生理・心理学の概要を説明した後、
聴覚末梢系の信号処理モデルであるdynamic compressive gammachirp を導入し、
機能レベルでのモデルに基づくTANDEM-STRAIGHTとの関係を説明する。
これらの準備の上に、
TANDEM-STRAIGHTとそれに基づく時変多属性モーフィングのアルゴリズムについての説明を行う。
最後に、これらの技術がどのように応用されているか、既存の事例と、今後の可能性について紹介する。
昭和52年3月北海道大学大学院工学研究科博士課程修了.
日本電信電話公社武蔵野電気通信研究所,
ATR人間情報通信研究所第一研究室長を経て,
平成9年4月和歌山大学システム工学部教授.
音声変換合成システム STRAIGHT,TANDEM-STRAIGHT の開発者.
コンピュータ将棋の最前線 (+演習)
情報システム工学科主催 平成23年度特別講演として開講されます.
2010年秋、情報処理学会から将棋連盟への「挑戦状」をうけて行われた公開対局において、
コンピュータは清水市代女流王将に勝利した。
いまやコンピュータ将棋の実力は、
プロ棋士のレベルに到達しつつあるといわれる。
本講演では、
現在最強の将棋プログラムのひとつである「激指」に関する話を中心に、
コンピュータ将棋の現状について解説する。
特に、近年のコン ピュータ将棋の棋力向上の原動力となった、
機械学習による探索範囲制御、
および評価関数の自動学習手法について詳細に述べる。
2002年東京大学大学院博士課程修了.博士(工学).
英国マンチェスター大学研究員等を経て
2009年より現職.
機械学習を用いた自然言語処理、テキストマイニング等に関する研究に
従事されている.
将棋ソフト「激指」の開発者
(世界コンピュータ将棋選手権において過去4回優勝).
強化学習の基礎と言語処理への応用(+演習)
強化学習は,機械に望ましい動作を学習させるための汎用的な手法の一つである.言語処理分野においても近年注目を集めており,ACL-IJCNLP 2009やCOLING 2010において強化学習関連の論文がbest paperやbest paper finalistに選出されたことは記憶に新しい.ただし現時点では,言語処理分野において強化学習を利用した研究は対話制御など一部の問題を除いてまだ少なく,今後の研究の進展が強く望まれる.そこで本チュートリアルでは,強化学習の基礎的事項を説明するとともに,現在までに研究されてきた応用例を紹介することで,強化学習のさらなる活用の可能性について考える材料を提供することを目指す.
新興国インドについて -経済、工業、IT、教育関係
関数プログラミング入門
CPUの性能が「フリーランチ」だった日々は終わりました。これからはマルチコアの時代です。マルチコア上での並列処理が重要となってきている今ほど、関数プログラミングが期待されている時はありません。このチュートリアルでは、並列処理までは踏み込めませんが、関数プログラミングを学ぶことによって、命令プログラミングとは別の角度から問題を見られるようになることを目指します。
1970年山口県光市生まれ.
1992年九州大学工学部情報工学科卒業.
1994年同大学院工学研究科修士課程修了.
奈良先端科学技術大学院大学助手を経て、
現在,(株)IIJイノベーションインスティテュート 技術研究所主幹研究員.
オープンソースのメールリーダ
mewの開発者.
IPv6,電子メール,セキュリティがご専門.
ご著書,
「リスト遊び-Emacsで学ぶLispの世界」(アスキー),
「ハッピー・ネットワーキング」(アスキー出版局),
「プログラミングHaskell」(G.Hutton著の翻訳,オーム社)
など.
【リクナビのインタビュー記事】.
岐路に立つ数理科学教育 - 不易と流行,ロゴスとテクネー
情報システム工学科主催 平成22年度特別講演として開講されます.
なぜ、数学の勉強はドリルの演習に傾き、
情報科学の勉強は、素朴経験主義に傾くか?
───
「学力低下」現象の真因への接近を目指して《ロゴス》と《テクネー》の新しい姿を探求する。
1947年長野県生まれ.
1972年東京大学理学部数学科卒業.
津田塾大学助教授,大東文化大学教授,放送大学教授を経て、
現在,明治大学客員教授.
数学思想史の研究と共に
ICT(情報通信技術)を活用した高校・大学での数学教育の改善にも取り組んでおられる.
【朝日新聞のインタビュー記事】.
【Benesse教育研究開発センターのインタビュー記事】.
ご著書,
旺文社文部科学省検定済教科書(高等学校数学科用),
「
本質シリーズ」,
研文書院「
大学への数学」など多数.
顔学への招待 − 新しい科学はいかにして生まれるのか? −
講演者の専門は情報メディア工学であるが、
不思議な縁があって顔の画像処理にも関心を持ち、
「日本顔学会」の設立(1995年)に関わった。
「顔学」は、工学者だけでなく、心理学者、人類学者、哲学者、
さらにはメイクの専門家まで、実に様々な研究者がかかわる学際的な科学である。
海外には顔の学会はない。
このような新しい科学はどのようにして生まれるのであろうか。
ここでは「顔学」を紹介しながら、これを考えてみたい。
歴史はいまをどう見るか? −環境の時代になぜいま情報メディアなのか?−
情報メディア技術はここ数十年の間にめまぐるしい勢いで発展した。
一方で、20世紀後半の宇宙開発は、その結果として人類初の月面着陸を成功させた。
そして21世紀、地球温暖化が人類の生存を脅かしつつある。
これらを例えば500年後の歴史家は、
未来の歴史書にどのように関連づけながら記述するのであろうか。
このような思考シミュレーションを通じて、
改めて今という時代における情報メディア技術の意味を考えてみたい。
1945年9月東京生まれ.
1973年東京大学大学院博士課程修了.
1991年東京大学工学部教授.
現在,日本顔学会会長,電子情報通信学会副会長,日本子ども学会理事.
これまで,情報理論とその応用学会会長,日本バーチャルリアリティ会長,
映像情報メディア学会会長, 日本アニメーション学会副会長などを歴任.
科学技術振興機構 CREAST/さきがけ
「
ディジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術」研究総括.
エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議,
日本文化デザインフォ−ラム 会員.
ご著書「ラプラス変換とz変換」(数理工学社),「情報と符号の理論」(岩波書店),
「顔学への招待」など.
インタビュー記事:【
moonlinx,
GAME Watch,
4gamer,
シニアコム,
えふマガ,
アットホーム,
コンテンツ創造科学,
日立
】
ユーザインタフェースと全世界プログラミング
パソコンの黎明期には購入者の多くがBASICで画面に絵を描くプログラミングを楽しんでいたものであるが、
近年はプログラム開発環境が高度化した結果としてプログラミングの敷居が高くなってしまったうえに、
他人と異なるプログラムを作って楽しむ可能性が減ったため、
プログラミングを趣味として楽しむ人が以前に比べ非常に少なくなってしまったように思われる。
これは憂うべき状況であるが、
インターネットの普及/ 手軽にネットワークを扱うプログラミング環境の
普及/手軽に使えるセンサやアクチュエータの普及といった理由により、
世界中のセンサやアクチュエータを簡単に統合して利用できるようになってきたため、
気軽にセンサやアクチュエータを操作する「全世界プログラミング」を誰もが楽しめるようになってきた。
本講演では、このような状況を概観し、全世界プログラミングの実例とユーザインタフェイス技術を紹介する。
1982年東京大学工学部電子工学科卒業,1984年東京大学大学院修士課程修了.
富士通,シャープ,ソニーコンピュータサイエンス研究所,
産業技術総合研究所,米アップル社などを経て,
現在,慶應義塾大学環境情報学部教授.
ご著書「Perl書法」(アスキー),「インターフェイスの街角」(アスキー) など.
モバイル環境における先進的ユーザインタフェース手法の研究開発により,
第4回(2005年)ドコモ・モバイル・サイエンス賞を受賞(先端技術部門).
ITホワイトボックス(NHK)
第19回「プログラムを知らなくてもパソコンが使えるのはなぜ?」の講師.
博士(工学).
情報視覚化,情報検索,例示/予測インタフェースなど,
ユーザインタフェースに関する研究に取り組まれている.
インタラクティブコンピューティングの世界
(JST ERATO 五十嵐デザインインタフェースプロジェクト 総括)
現在使われている計算機は、
基本的にユーザの命令どおりにそのまま動くだけであり、
適切に命令を下さないと何もしてくれない。
人間同士の間では、言われたとおりにそのまま動くというよりも、
相手の動作から必要とされる行動を推察し適切に手助けをするという、
もっと融通の利くコミュニケーションが行われている。
我々は、
このような「ユーザの自然な動作から必要とされる手助けを計算機が自動的に推察して手をさしのべる」ようなユーザインタフェースの実現を目指して研究を行っている。
本講演では、以上のようなコンセプトの元で開発を行ってきた種々のシステムについて、
実演を交えながら紹介する。
具体的には、電子ホワイトボードのためのインタフェース、
手書きスケッチよる3次元モデリングシステム、
自動ズーミングインタフェース、声を利用したインタフェース、
両手で絵を操ってアニメーションを作るシステムなどを紹介する。
2000年,東京大学大学院においてユーザインタフェース関する研究により博士号(工学)取得.2002年3月に東京大学大学院情報理工学研究科講師就任,2005年8月より同助教授.IBM科学賞,文部省若手科学者賞,
ACM SIGGRAPH Significant New Researcher Award,
Karayanagi Prize in Computer Science 等受賞.
ユーザインタフェース,特に,インタラクティブコンピュータグラフィクスに関する研究に取り組まれている.
自然言語の構文解析と情報抽出への応用
情報システム工学科主催 平成21年度特別講演として開講されます.
本講演では,英語の構文解析技術と,その情報検索と情報抽出への応用例を紹介する.
構文解析は自然言語処理研究の中心的課題であり,古くから研究が行われてきた.
近年は機械学習を応用することで高精度な構文解析が可能となったが,
さらに文法理論と機械学習を統合することで高性能な構文解析が可能となることを示す.
また,生命科学論文に対する検索や情報抽出において構文解析技術を効果的に利用する方法を述べる.
これらのシステムのウェブ上のデモを紹介する予定である.
1998年東京大学理学部情報科学科卒業,
2000年東京大学大学院修士課程修了.
MEDIE(意味に基づく論文検索エンジン)やInfo-PubMedなどの様々なアプリケーションに適用されている
英語の構文解析ソフトウェア Enju の開発者.
自然言語の言語学的モデルと統計的自然言語処理技術を融合し,
実世界のテキストをより深く解析することを研究テーマとされている.
博士(情報理工学).
生命を理解するための情報技術戦略
情報システム工学科主催 平成20年度特別講演として開講されます.
Computational Systems Biologyという情報科学と生命科学が融合している研
究について3つの研究を紹介します。
1.遺伝子ネットワークの推定と応用技術の研究:マイクロレイを用いて得ら
れる遺伝子発現データなどを用いて,薬剤標的遺伝子の探索や病気や薬剤応答
に関する遺伝子ネットワーク探索の研究です.
2.生命システムのシミュレーションソフトウェアの研究:遺伝子制御情報や
シグナル伝達などの生命システムをシミュレーションするCell Illustrator
というソフトウェアとCell System MLやCell System Ontologyについてです。
3.生命システムデータ同化技術の研究:データ同化は観測データとシミュレー
ションモデルを融合する新たな研究手段として地球科学の分野で世界的な注目
を集めている第4の科学です.これを生命システムに応用する研究です.
1977年九州大学理学部数学科卒業,
西ドイツパーダーボーン大学,
九州大学理学部教授などを経て
1996年東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター 教授.
現在同研究所副所長.
日本バイオインフォマティクス学会 会長 (2003年−2005年).
「並列計算量理論の研究」により
IBM Science Award (1994年),
「並列計算の複雑さの研究・開発」により
情報処理学会坂井記念特別賞(1994年)をそれぞれ受賞.
ご著書『並列アルゴリズム』(近代科学社),
『オートマトンと計算可能性』(培風館),
『システム生物学がわかる』(共立出版).
理学博士.
グーグルのソフトウェア開発
講義「ソフトウェア工学特論」の一部として開講されますが,
宮崎大学の学生・教職員であればどなたでも参加していただけます.
グーグルでは、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする」をミッションとし、日々、ソフトウェアの開発が行われています。このミッションを達成するためには、大規模データ処理や高可用性といった、さまざまな技術的な難関を乗り越える必要があります。本講演では、グーグルで行われているソフトウェア開発について、具体的なエピソードなどを交えて紹介したいと思います。
ソフトウェアエンジニア.
1997年に全文検索システム「Namazu」を開発.
以来,Migemo など多数のフリー・ソフトウェアを開発されている.
優れたオープンソースソフトウェア(OSS)の
開発者に贈られる日本OSS貢献者賞を受賞(2005年度).
平成16年度IPA「未踏ソフトウェア創造事業」において
「ソースコードエンジン gonzui」を開発,
スーパークリエータとして認定されている.
「バッドノウハウ」,「Binary 2.0」,「スルー力(りょく)」の提唱者
でもある.
博士(工学).
芸夢狂人の語るプログラミングの楽しさ ─パソコン黎明期を駆け抜けて─
最初のパソコンはソードM100でした。メモリが少なく、BASICのゲームはお粗末なも
のでした。そんな頃タイミング良く NEC PC-8001が売り出され、ここからマシン語の
ゲーム作りが本格的にスタートしました。当時はパソコンのまともな本も無く、マシ
ン語もプログラミングもほとんど独学で覚えて行きました。ある程度実用に耐えるゲ
ームが作れるようになった頃、I/O 誌との出会いがあり、芸夢狂人が誕生しました。
それからは寝る間も惜しんでゲームを作っては発表する生活が続きました。おかげで
随分稼がせてもいただきましたが・・・
その後、次々と新しい高度なパソコンが登場するにつれ、一人で全てを作る時代は終
わりを告げ、ENIXでプログラマーとして働きました。ENIXでは、プロデューサーだけ
が社員で、音楽、アート、シナリオ、プログラマーなど必要な人員を外部から集めて
グループとしてゲームを製作していました。自己満足でプログラミングをするのでは
無く、皆で会議をしながら、より良い方向に煮詰めていく方法を学んでいきました。
過去に作ったゲームの幾つかを紹介して、私が何故こんなにプログラミングにはまっ
てしまったのかを紐解いてみたいと思います。いま、こうして外部の人間としてこの
世界を眺めて見えてきた事もありますし、楽しさの一端もわかって来た気がします。
私のつたない経験が皆さんのプログラマーとしての将来になんらかのお役に立てれば、
こんなに嬉しい事はありません。
昭和51年 東海大・工・航空宇宙学科卒.
昭和57年 東京医科大・医学部卒.
東京医科大講師を経て,現在,中町クリニック理事長.
1980年代,芸夢狂人・ルリタテハ・ファルコンSというペンネームで
活躍された伝説のゲーム作家.
オープンソースソフトウェアの活用
ソフトウェア開発やシステムインテグレーションの現場では、オープンソースソフトウェア(OSS)の利用がもはや当たり前の状況となっている。本講演では、OSSとは何か、OSSの定義と概念、OSSの特徴、各種のライセンス、なぜOSSの利用が有効なのか、OSSを効果的に利用している分野とその利用方法、OSSの抱える課題など、OSSの活用に関する様々なトピックを紹介する。
1994年 東京大学大学院工学系研究科修了.
ご専門は,画像処理,ユーザインタフェース,オブジェクト指向.
ご著書 「Linuxによる画像処理プログラミング」(オーム社) ,
「リブレソフトウェアの利用と開発 -
IT技術者のためのオープンソース活用ガイド」
(ソフトリサーチセンター).
技術士(情報工学部門).